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- お知らせ25.09.24
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【スポーツDX】競技データとフィジカルデータとの関係性について
DXハイスクール推進事業のなかで、本学はスポーツデータサイエンスと今年度はグローバルなデジタル教育の推進を目的に取り組んでいます。
本校では9月17日(水)・18日(木)の2日間、DXハイスクール推進事業の一環として、麗澤大学の運動分析専門家をお招きし、教員対象の研修を実施しました。今回の研修は、部活動や課外活動にデジタルの視点を取り入れ、競技力の向上や指導方法の改善につなげることを目的としています。
研修では、スポーツデータや映像解析の活用方法について多角的に議論が行われました。投球データやスクワットデータといった数値をフィジカル測定と結びつけて分析することで、選手が自らの課題を理解しやすくなる仕組みや、データを練習計画に反映させる方法について検討しました。また、映像解析を用いた技術指導の可能性や、既存の練習映像を活用しながら指導に落とし込む工夫など、現場で実践できるアイデアも共有されました。
さらに、クラブ活動の記録を効率化する取り組みとして、ノーコードツール「AppSheet」を使ったデジタルクラブ日誌の試作にも取り組みました。体調や睡眠、食事といった日々のコンディションを簡単に記録・共有できる仕組みを教員が体験し、今後の導入やカスタマイズに向けた方向性を確認しました。
2日間の研修を通じて、教員はスポーツデータサイエンスやデジタルツールの最新知見を学びながら、大学専門家とともに「現場で無理なく使える仕組み」を模索する貴重な機会となりました。今回の成果を今後の部活動や課外活動に還元し、生徒の成長を支える新しい教育資源として活用してまいります。