第47回高等学校卒業式
第47回高等学校卒業式が2月1日本校体育館で行われ233人が学び舎を後にしました。
式では、生徒一人ひとりが呼名された後、各クラスの代表が卒業証書を受け取り、各賞受賞、部活動や学習面での好成績を称えました。また、カナダと明徳の卒業資格デュアルサーティフィケートを3人の生徒に授与しました。
㟢本校長は、卒業生233名の努力を称賛しました。卒業生たちは、明徳教育を通じて豊かな心と強靭な精神力を育み、将来の社会に貢献する人材として成長しました。また、留学生の努力や日本人の友人たち、明徳での国際交流に感謝しました。最後に、「途中困難、最後必勝」と「ようこそおかえり」の言葉が贈られました。
続いて、「いのちのバトン」と題した卒業生のスピーカーは、8年前に中国大連で留学中亡くなった大友颯馬くん(40期生)の原稿をお母さまの大友千津さんが代読されました。大友君のこれまでの人生、想いが詰まった文章でした。最後には「一刻生涯」今、この時を後悔のないように懸命に生きること。それが自分の命を活かすことだと天国からいのちのバトンを渡されました。
在校生を代表して新地海人君が答辞を述べ、先輩方との初めての出会いや学校、クラブ活動での思い出を語りました。これからは先輩方の教えを胸に、母校の伝統を引き継いでいく事を約束しました。
卒業生を代表して中村巴南さんは答辞で、明徳義塾中学・高等学校での6年間の思い出や成長を語りました。入学式での「自由を奪う代わりに夢を与えます」という言葉の意味を、学校生活を通じて理解するようになったこと。クラブ活動での努力と達成感が貴重な経験になったことやコロナ禍の中での先生方の配慮や行事の実施に感謝し、仲間たちや後輩との絆や支え合いの大切さ、家族への感謝の気持ち、出会った人々への感謝を述べました。最後に、今後も明徳生らしく努力を続け、新たなステージで輝くことを誓い、学校の発展を祈念してくれました。